新年度が始まりました。
新しい職場、学校、学年…人もお金の動きも大きく変わるこの節目、心機一転、家計管理を改めようと思っている方も多いと思います。
この記事では、固定費削減の一環として我が家で実践している自動車保険の長期契約についてご紹介します!
自動車保険見直しのタイミングは?
満期のタイミングでなければ変更できないと思っている方が多いと思いますが、実は自動車保険の切り替えはいつでも可能です。
保険会社のシミュレーションなどで見直しを行い、安くなりそうであればすぐにでも変更すると良いでしょう。
保険会社を変更する際は各種割引(ゴールド免許割引、年齢割引など)の申告漏れのないよう注意しましょう。今の保険の証書を基に契約を進めると確実です。
後述しますが、数年以内にゴールド免許に変わる方は今長期契約を申し込まないほうがいい場合もありますので注意してください。
長期契約とは?
一般的な自動車保険は1年ごとに契約を更新するものが多いですが、長期契約自動車保険では数年単位の期間で契約を行います。
2年、3年間といった長期で契約をするため、毎年の更新手続きが不要になる点が大きな違いです。
長期契約のメリット
1回の契約で6年間保証が続く
一度の契約で6年間保証が続くので、毎年の更新手続きが不要です。自動車保険の更新手続きは会社によって様々ですが、書面に記入して送り返したり、電話で確認を取ったり、場合によっては担当者との面談が必要な時もあります。年に一度のことですが面倒に感じている方も多いでしょう。これらの手続きが6年間不要になるのは嬉しいですね。
事故があっても保険料変更なし
毎年更新の契約の場合、事故を起こした時には保険料がぐっと下がってしまいます。長期契約の場合は事故を起こしてしまったとしても6年間は保険料が上がることはありません。
初年度に事故を起こしてしまった場合でも、契約時に17等級だった場合、翌年は18等級、その翌年は19等級になると想定した保険料になります。
保険料は毎年下がる
長期契約でも、期間中は無事故であることを前提に料金を算出する為、1年ごとに保険料は安くなっていくことになります。
例えば、加入時に15等級だった場合、翌年は16等級、更に翌年は17等級の保険料が適用となります。
万が一途中で事故を起こしてしまった場合でも、6年間は事故の有無に関係なく等級が上がったと想定して保険料が決まるので、保険料は下がります。
また、長期の特典として1年契約より保険料が安いこともあります。
事故あり係数がつかない
期間中1回の事故までは事故あり係数が付きません。
事故あり係数とは、ノンフリート等級制度の「無事故等級」「事故有等級」の保険料が方を指します。
3等級ダウンする事故であれば翌年から3年間
1等級ダウンする事故であれば翌年から1年間
適用になり、同じ等級でも事故を起こしていない人より高い保険料を納める必要が有ります。
通常なら次の更新から3等級下がるので17等級になり、事故あり係数が付きます。
更に免許更新でゴールドからブルーになります。こうなると最大級の割引がきいていた保険料は大きく変わってきてしまいます。
更新前に6年契約の長期契約に変更したため、6年間は《ゴールド免許・20等級》の保険料が維持されます!※事故あり係数も付きません
また、17等級に戻った等級は1年に1等級ずつ上がっていくので、その後事故を起こすことがなければ3年で20等級まで回復します。
年齢割引も適用される
自動車保険は若い人ほど保険料が高く、年齢が上がるごとに安くなっていきます。条件は保険会社によって異なりますが、21歳以上、26歳以上、30歳以上など、年齢によって保険料が安くなります。6年契約の場合でも申告することで契約の途中でも割引を受けることが出来ます。
長期契約のデメリット
制度改定に対応していない
保険会社が保険料全体の見直しをして、保険料が下がったとしても適用されることはありません。よって保険料の改定や見直しがあり、下がったとしても6年間は変わりません。
逆に言えば保険料見直しで全体の保険料が上がったとしても6年間は加入時の保険料規定のままなので、メリットにもなりえます。
タイミングを考えないと損することも
6年間の保険料は契約当初の条件で決定します。よって、6年の間ににゴールド免許に変わった場合でも次の更新まではゴールド免許割引を使うことはできません。6年以内にゴールド免許になるかもしれないという方は変わってから契約することも検討してみてください。
まとめ
長期契約の自動車保険についてご紹介しました。
あまり知られていない自動車保険の長期契約ですが、多くの方にとってメリットがたくさんある内容となっております。
固定費の削減を考えている方、タイミングが合えば長期契約も考えてみてください︎ね。